水に物質を溶かして水溶液をつくる。この時に水に溶かした物質を「溶質」と言います。
この溶質を、水に溶かしたとき「電流が流れる溶質」、「流れない溶質」で、区別してみよう。
○電解質ってこんな感じ
電解質…水に溶けると、その水溶液に電流が流れるようになる物質
塩化ナトリウムはそのままでは電流が流れないけど、水に溶かして水溶液にしたら電流が流れるよね。この水溶液の中に溶けている塩化ナトリウムを「電解質」って表すことができるのです。
その他の電解質は
- 水酸化ナトリウム水溶液に溶けている「水酸化ナトリウム」
- 塩化銅水溶液に溶けている「塩化水素」
- 塩酸の中に溶けている「塩化水素」
- レモンの中の「クエン酸」
こんなかんじ。
○非電解質もあるよ
非電解質…水に溶けても、その水溶液に電流が流れない物質
さっきの電解質とは違って、物質そのものも電流が流れないし、水に溶かして水溶液にしたとしても電流が流れない。電解質じゃないから、非電解質だね。
砂糖とか、そのままでも、水溶液にしても電流が流れないから、非電解質なのです。
その他の非電解質は「エタノール」。
※ついでに。
水道水には安全に使うための消毒剤(安全に使える量の塩素とか)がいい感じに入ってるので、電流ちょっと流れます。精製水とか蒸留水とか純水っていう、余計なものが混ざってないような水には電流流れないよ。
○電解質は「電気分解」できるよ
例えば電解質の「塩化銅」を溶かした「塩化銅水溶液」の場合。
陽極の方からぶくぶく塩素が発生!陰極の方には赤色の銅がくっついた!
塩化銅水溶液を電気分解すると、塩素と銅が発生するのです。
電解質の「塩化水素」を溶かした「塩酸」の場合。
電気分解すると陰極からは水素、陽極からは塩素が発生するのです。
こんな感じで、電解質を溶かした水溶液に電流を流すと、いい感じに電気分解もできちゃうみたい。
こんな感じの「電解質」、ここから先も大事なポイントになってくるので、ちょうどよくおさらいしてみてね。
またね~~~